投稿小説
レジーナサイトへの掲載条件
5件
1
-
1レンタルあり 長編 完結お気に入り : 7,939 24h.ポイント : 1,278
旧題:完璧すぎる君は一人でも生きていけると婚約破棄されたけど、騎士団長が即日プロポーズに来た上に甘やかしてきます
「君は完璧だ。一人でも生きていける。でも、彼女には私が必要なんだ」
なんだか聞いたことのある台詞だけれど、まさか現実で、しかも貴族社会に生きる人間からそれを聞くことになるとは思ってもいなかった。
彼の言う通り、私ロゼ=リンゼンハイムは『完璧な淑女』などと称されているけれど、それは努力のたまものであって、本質ではない。
私は幼い時に我儘な姉に追い出され、開き直って自然溢れる領地でそれはもうのびのびと、野を駆け山を駆け回っていたのだから。
それが、今度は跡継ぎ教育に嫌気がさした姉が自称病弱設定を作り出し、代わりに私がこの家を継ぐことになったから、王都に移って血反吐を吐くような努力を重ねたのだ。
そして今度は腐れ縁ともいうべき幼馴染みの友人に婚約者を横取りされたわけだけれど、それはまあ別にどうぞ差し上げますよというところなのだが。
ただ。
婚約破棄を告げられたばかりの私をその日訪ねた人が、もう一人いた。
切れ長の紺色の瞳に、長い金髪を一つに束ね、男女問わず目をひく美しい彼は、『微笑みの貴公子』と呼ばれる第二騎士団長のユアン=クラディス様。
彼はいつもとは違う、改まった口調で言った。
「どうか、私と結婚してください」
「お返事は急ぎません。先程リンゼンハイム伯爵には手紙を出させていただきました。許可が得られましたらまた改めさせていただきますが、まずはロゼ嬢に私の気持ちを知っておいていただきたかったのです」
私の戸惑いたるや、婚約破棄を告げられた時の比ではなかった。
彼のことはよく知っている。
彼もまた、私のことをよく知っている。
でも彼は『それ』が私だとは知らない。
まったくの別人に見えているはずなのだから。
なのに、何故私にプロポーズを?
しかもやたらと甘やかそうとしてくるんですけど。
どういうこと?
============
番外編は思いついたら追加していく予定です。
<レジーナ公式サイト番外編>
「番外編 相変わらずな日常」
レジーナ公式サイトにてアンケートに答えていただくと、書き下ろしweb番外編をお読みいただけます。
いつも攻め込まれてばかりのロゼが居眠り中のユアンを見つけ、この機会に……という話です。
※転載・複写はお断りいたします。文字数 173,733 | 最終更新日 2022.4.27 | 登録日 2021.8.16 -
2長編 連載中お気に入り : 147 24h.ポイント : 14文字数 108,777 | 最終更新日 2023.3.22 | 登録日 2023.3.12
-
3レンタルあり 長編 連載中 R15お気に入り : 4,903 24h.ポイント : 14文字数 295,746 | 最終更新日 2021.10.31 | 登録日 2016.11.22
-
4短編 完結お気に入り : 54 24h.ポイント : 7文字数 2,902 | 最終更新日 2018.11.10 | 登録日 2018.11.10
-
5長編 完結お気に入り : 40 24h.ポイント : 0
「さあ、仮面舞踏会のはじまりよ──!」
紅き鎧の帝国兵たちに、彼女は言い放っていた。
──没落しかけの侯爵家、令嬢エリシャはわがままで、誰にも心を開かない。しかも魔力は最低ランク。
そんな彼女に目覚めた記憶。特撮オタクOLの現世知識で気づくのだ。このまま行きつく運命は、『悪役令嬢』としての破滅だと。
オタ活で磨いた考察力と、ヒーローに学んだ不屈の精神で、彼女は運命を切り拓いてゆく。エリシャが秘めたる優しさと、輝く才を解き放つ。
侍女と聖女と、幼馴染みの三王子、そして帝国皇太子。頼れる仲間と宿敵と、交わる想いと出会いのなかで、ついに迎えた運命の日。
そこで彼女は命を散らす、はずだった。
式典を帝国が強襲し、紅き鎧の兵たちに取り囲まれても、彼女は凛と立ち上がる。
そして掲げた右の腕、黒き腕輪より溢れる炎!
包まれて、彼女がまとうは漆黒の、悪魔の如き魔装甲!
──これぞダークヒーローの姿、世界の理にさえ抗う力!
怒涛の異世界トクサツ英雄譚、ここに開宴!
(他サイト並行掲載中)文字数 149,331 | 最終更新日 2022.9.1 | 登録日 2022.8.11
5件
1